山口氏、救済基準「早く示して」 「黒い雨」上告断念で

太田成美
[PR]

 公明党山口那津男代表は27日の記者会見で、広島への原爆投下後の「黒い雨」に遭った住民を被爆者と認める広島高裁判決をめぐり、菅義偉首相が上告を見送る方針を示したことについて、「大いに評価したい」と歓迎した。その上で、原告以外の黒い雨を浴びた人への救済の基準について「当事者になり得る方々にわかりやすく、早く示すことが極めて重要だ」と政府に求めた。

 また、救済策の対象について、「長崎に関わる方々についても排除するものではないと捉えるべきだ」と指摘。「高齢化した、対象になり得る方々の救済に一刻も早くあたっていただきたい」と述べた。また、8月6日、9日の広島、長崎の「原爆の日」には首相が現地で被爆者と対話する機会もあることから、「そこで一定の救済への希望につながるようなメッセージを発していただきたい」と要望した。(太田成美)