リリーフは7人きょうだい 幼い弟と妹をあやすのが日課

深津慶造
[PR]

(27日、高校野球愛知大会準々決勝 享栄6-5大同大大同)

 三塁を守っていた大同大大同の宮本幸長選手(3年)に一回、いきなりリリーフの出番がやってきた。4点を失い、なお1死二、三塁のピンチ。「任された以上、抑えないと」。強い気持ちで臨んだが、右中間への適時三塁打を許し、さらに2点を奪われてしまった。

 大会直前に右足首を剝離(はくり)骨折した。まだ完治はしていない。「でも、やるって決めたら貫かないといけない。今後の人生に影響すると思ってプレーしていた」。延長十三回タイブレークとなった24日の三好戦では、先発で8回3分の1を3失点と好投。西沢卓史監督に「宮本のおかげで勝たせてもらった」と言わしめた。

 7人きょうだいの次男。練習から帰ると、母親の愛子さんが夕食を作っている間、2歳の弟と3歳の妹の面倒を見るのが日課だ。「みんなに助けられてここまでこられた。特に母には感謝しています」。来春には就職し、人の役に立つのが目標という。(深津慶造)