混迷レバノン、新首相候補を指名 大爆発後から内閣不在

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ドバイ=伊藤喜之
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 1年近くの政治空白が続く中東のレバノンで26日、イスラム教スンニ派の実業家で過去に2度、首相を務めたナジブ・ミカティ氏が主要政党の支援を受け、新たな首相候補に指名された。昨年8月にベイルート港で起きた大爆発で、当時のディアブ首相率いる内閣が総辞職して以来、新内閣が発足できない状態が続いている。

 レバノンでは大統領、首相、国会議長を各宗派が分け合うのが慣例で、首相はスンニ派が務める。今月15日には、首相候補だったスンニ派のサード・ハリリ氏が9カ月に及ぶアウン大統領との交渉の末に組閣を断念し、首相候補の辞退に追い込まれた。キリスト教マロン派のアウン氏が、ハリリ氏による党派色のない、実務家をそろえた組閣案を受け入れなかったためだ。

 ミカティ氏はレバノン国内で…

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