お尻にスッと手 つきまといも 「票ハラ」の対処法は

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横山翼
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 握手中に体を触られたり、陳情を装ってつきまとわれたりするなど、政治家が有権者から「1票の力」をちらつかせて嫌がらせを受ける「票ハラスメント(票ハラ)」が、政治の道に進もうとする女性の進出を阻む問題として知られるようになってきた。泣き寝入りしてきた女性たちが声を上げ始め、法改正でハラスメント対策が明記されたほか、一部の政党は対策に乗り出した。

 「式典などの行事でひな壇に座ると、隣の男性にスッとお尻を触られた。『なぜ結婚しないの』『子どもはいないのはなぜ』とよく聞かれた」。自民党の女性衆院議員(60代)はこれまでに経験した「票ハラ」について、こう語る。

 立憲民主党衆院選の立候補予定者(50代)も、「駅前で演説をしていると、同じ人につきまとわれ、怖くて事前の告知ができなくなった」と明かす。

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立憲民主党京都府連がオンラインで開催した研修会の様子=同党提供

 内閣府が昨年12月~今年1月に地方議員を対象に実施した調査によると、議員活動や選挙活動中に有権者や支援者らから、ハラスメントを受けたと回答した男性は32・5%、女性は57・6%と半数を超えた。立候補を断念した人ではさらに被害が増え、立候補準備中のハラスメントを受けたと回答した男性は58%、女性は65・5%にも及んだ。

 こうした現状から6月、候補者男女均等法が改正された。政党にセクハラやマタハラ(妊娠・出産に関する嫌がらせ)への対策を促し、国・地方公共団体には研修の実施や相談体制の整備を求める内容だ。

 議員や候補者からの訴えをも…

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