韓国戦で見せた「日本の地力」 アーチェリー銅メダルが意味するのは

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構成・酒瀬川亮介
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アーチェリー 山本博の目

 東京オリンピック(五輪)のアーチェリーで、日本男子団体が史上初の銅メダルを獲得した。41歳で出場した2004年アテネ五輪で男子個人銀メダルに輝いて「中年の星」と呼ばれ、いまも現役選手を貫く山本博・日体大教授に、躍進の理由を聞いた。

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 アーチェリー男子団体の日本は準決勝で負けはしたが、圧倒的に強いアーチェリー王国の韓国を、シュートオフにもつれ込むまで追い詰めた。日本の地力、総合力がついたということだろう。それが、3位決定戦でオランダを破って銅メダルを獲得するという形で証明された。

 日韓戦で、日本を破れば韓国国民は大喜びするが、逆だと大変なことになる。それはサッカーでもアーチェリーでも同じだ。これまでの戦いで、日本の力が迫ってきていると感じ、それが韓国選手の硬さを生んだのではないか。

 名手である39歳の呉真爀(オジンヒョク)が、勝負のかかった第4セットで8点を2回打つなんて信じられなかった。10点を2本入れるイメージしかなかった。結局は韓国が日本に辛勝し、決勝では台湾に圧勝したが、あれだけ乱れたのは日本戦だけ。あの韓国戦が、3位決定戦のオランダとのシュートオフで見せた日本選手の自信につながった。

 もともと、50年くらい前に…

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