「サウナ問題は政争の具」 池田市長の出馬会見を詳報

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細見卓司、瀬戸口和秀
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 家庭用サウナを市役所に持ち込むなどした問題で辞職する大阪府池田市の冨田裕樹市長(44)が、市長選に立候補すると表明した。27日午後に開いた記者会見の要旨は次の通り。

冒頭発言

 一連の騒動について説明する。まず、私が見立てている一連の騒動とは、サウナの設置における動画のリーク、ならびにタクシーチケットの誤認情報のリーク、そして駐車券利用や守秘義務契約書における世間への曲解情報の伝達、またパワハラのでっちあげなど、これらはマスコミや(市議会)百条委員会を巧みに利用した旧政治勢力による演出劇のことを示す。結論からいえば、一連の騒動は旧政治勢力とそこに関係する既得権者の方々、そして池田市議会に現存する守旧派政治家たちと一部の守旧派職員によって誘導、工作されたものと推測できる。世間からの市長支持喪失を目的としたマスコミと百条委を巧みに利用した権力闘争のための演出劇である。

 社会に根深く存在する既得権は時として社会の発展を拒むものであり、真正面から向き合わなければいけない重大な問題だ。今回の一連の騒動は既得権との戦いが背景にあり、サウナ設置問題は権力闘争の政争の具として持ち出されたものと指摘できる。パワハラ疑惑については、全く事実と異なる。結論から言えば、私は職員にパワハラなどしていない。これこそ、守旧派政治家、守旧派職員たちによって巧みに工作された、百条委とマスコミを利用した世間からの市長支持喪失を目的とした演出劇と指摘できる。今回の百条委の設置ならびに調査は明確に不当なものだと指摘できる。百条委の調査は私への十分な聞き取りがなされなかった。市長の信頼を失墜させることを目的とした政局利用のための計画的な演出劇であったと指摘できる。

 私は池田においても、日本社会においても、今後新しい社会を構築していかなくてはならない。そのためには池田の古い政治を刷新し、政治改革をなしとげ、住民はもとより関係する多くの人が、より満足と幸福を感じられるような町づくりを必ず実現させていきたい。8月の市長選に出馬する決意をした。

質疑応答

 ――前回の市長選では大阪維新の会公認で出たが、今回は無所属で立候補するのか。

 「無所属で立候補する」

 ――先日、大阪維新の会の前代表である大阪市松井一郎市長が「(冨田氏は)けじめも潔さもない。反省がないんじゃないか」と批判した。どう受け止めているのか。

 「私はけじめというのは、一連の騒動でお騒がせしたという部分は辞職することがけじめだと思っている。当時は維新の会の候補者として、維新の看板を背負って当選したが、辞職をすることでけじめを果たしたと考えている。党への配慮もこれまで存分にさせていただいた」

 ――今の大阪維新の会代表の吉村洋文知事も「けじめの取り方として間違っている」と指摘している。

 「率直に申し述べると、池田…

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