昭和初期以来?いないはずの伊豆半島でツキノワグマ確認

岡田和彦
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 静岡県西伊豆町は27日、町内の山中でツキノワグマがシカ用のわなにかかったと発表した。静岡県によると、伊豆半島では昭和初期まではツキノワグマが生息していたと伝わるが、その後は確認されていないという。

 町によると26日午前8時ごろ、猟友会員から、同町宇久須の山中の林道沿いにしかけたシカ用のくくりわなにクマらしい動物がかかっていると連絡があった。

 現地で調査した県自然保護課によると、若いオスのツキノワグマで、体長135センチ、体重43キロ、年齢は3~5歳。

 現在、伊豆半島にツキノワグマは生息していないとされている。若いオスは母親から離れて活発に移動する習性があることから、箱根などの生息地からやってきたのではないかとみている。集落に出没しているわけではないことから、過度に警戒する必要はないとする。

 クマは麻酔銃を使って保護し、さらに1キロほど山奥に放った。(岡田和彦)