30分前、やっと届いたユニホーム サッカー南ア代表

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石原孝
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 新型コロナウイルス感染者の濃厚接触者と判定され、特例で東京五輪に出場している南アフリカサッカー男子の選手たちは、日本と対戦した22日の初戦を前に、もう一つの危機に直面していた。埼玉県狭山市にある業者が奮闘し、チームを窮地から救った。

 日本戦の数日前、南アフリカは選手2人とスタッフ1人が新型コロナの検査で陽性と判明。他の選手ら18人が濃厚接触者とされ、練習や暑さ対策に満足に取り組めなかった。ノトアン監督は「試合よりも選手の健康が心配だ」と話すほどだった。

 通常、国内の濃厚接触者は14日間の自宅待機が求められる。だが五輪では競技開始6時間前の検査で陰性となれば出場できる規定が設けられた。

 他のメンバーは陰性となり、出場は認められた。ただ、検査などで忙殺され、試合用のユニホームに名前や背番号を付ける作業まで手が回らなくなっていた。

 「ユニホームの件、お願いできないでしょうか?」

 試合当日の午前6時ごろ、狭…

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