米議会襲撃事件の調査委が始動 メンバー人選めぐり対立

ワシントン=大島隆
[PR]

 米下院は27日、1月6日のトランプ大統領(当時)支持者による議会襲撃事件を調査する委員会の公聴会を初めて開いた。

 この日は、議会の警備にあたった複数の警察官が証言。警察官の一人は「彼ら(トランプ氏支持者)は、『トランプが我々を(議会へ)送った』と言っていた。トランプ氏は、彼らを止めることができたはずだ」と証言。ほかの警察官も、暴徒化した群衆が暴力を振るったり、差別的な言葉や「裏切り者」など侮蔑する言葉を発したりして、心身に傷を負ったなどと証言した。

 委員会のメンバーをめぐっては、ペロシ下院議長(民主)が民主党議員に加えて、共和党内でトランプ氏を批判するチェイニー下院議員も指名した。一方、共和党側はトランプ氏に近い議員を含めた5人の議員を委員候補に挙げたが、ペロシ氏が受け入れず、共和党下院執行部は委員会への協力を拒否した。

 チェイニー氏は公聴会の冒頭で「我々はあの日、議会とホワイトハウスで何が起きたかを明らかにする必要がある」と述べ、トランプ氏の当日の行動や事件への関与も含めて調査する考えを示した。(ワシントン=大島隆