「鬼滅の刃」連想させる品販売した疑い 会社社長ら逮捕

有料会員記事

高絢実 山崎輝史
[PR]

 人気アニメ「鬼滅の刃」を連想させるデザインの商品を販売したとして、愛知県警は28日、商品卸売会社「レッドスパイス」(横浜市中区)社長(52)ら男女4人を不正競争防止法違反(混同惹起(じゃっき)行為)の疑いで逮捕した。

 関係者によると、社長らは、鬼滅の刃に登場するキャラクターの衣装の柄に似せた商品を輸入し、各地のゲームセンターに景品を卸す業者に販売した疑いがもたれている。

 鬼滅の刃のコピー品をめぐっては、著作権法違反での立件が相次いでいるが、不正競争防止法の適用は全国で初めてとみられる。「鬼滅の刃」の文字は商標登録されているが、レッド社の類似品は、商標登録されていないキャラクターの羽織の柄や文字を組み合わせることで混同させるため、同法を適用した。

 同社の商品は羽織やバスタオル、リュックサックなど。アニメの主人公の竈門(かまど)炭治郎の市松模様など登場人物の羽織の柄や、「鬼退治」「滅」の文字をあしらっている。クレーンゲームの景品のほか、ネット販売もしていた。

 同社に対しては消費者庁が3月、首にかける携帯型商品について根拠なく「身につけるだけでウイルスが除去できる」とうたったとして、景品表示法違反(優良誤認)で再発防止を求める措置命令を出している。

 鬼滅の刃は「週刊少年ジャンプ」(集英社)で連載された漫画が原作。単行本の累計発行部数(デジタルを含める)は1億5千万部超。2019年にアニメが放映され、昨年公開された映画は国内での興行収入歴代1位となっている。(高絢実)

緑と黒の市松模様の品物がはみ出ている箱も

 県警は4月中旬、横浜市中区の「レッドスパイス」本社など関係先を家宅捜索した。

 同市神奈川区にある同社の倉…

この記事は有料会員記事です。残り231文字有料会員になると続きをお読みいただけます。