「格下」に敗れた卓球・石川佳純 焦りで「もう何をしているか…」

卓球

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 「満足いくような結果じゃなかったけど、ここが踏ん張りどころ。団体では……」と言ったまま、石川佳純は涙で言葉が続かなかった。シングルスのメダルに挑んだ3度目の挑戦は、8強で幕を閉じた。

 世界ランク10位の石川に対し、相手のシンガポール選手は47位。「格下」ではあったが、精度の高いバックハンドに手を焼いた。「思い切って攻めたけど、コースが単調になって、得意のスピードラリーに持っていけなかった」

 リードしていた第3ゲームを逆転で奪われ、「焦りがどんどん大きくなった」。失ったリズムは最後まで戻らず、最後の第5ゲームは開始から10連続失点。「もう何をしているか分からなかった」

 初めて挑んだロンドン五輪はメダルまであと一歩の4位。前回リオデジャネイロ五輪は屈辱の初戦敗退。28歳。「集大成」として挑んだ今回も、悲願のメダルには届かなかった。