ソフト、分岐点となった渥美万奈の守備 独自の読みで三塁寄りに

ソフトボール

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 2008年北京大会に続く2連覇を果たしたソフトボールの日本女子。中でも渥美万奈(まな)は打って、守って金メダルに貢献した。

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 得意な守備では今大会失策ゼロ。この日もピンチを救った。

 2点をリードした六回。1死一、二塁のピンチに3番チデスターの当たりは三塁手山本への強烈なライナー。山本の左手首に当たって跳ねた打球を、遊撃手の渥美が回り込んで直接捕球した。すかさず二塁へ転送し、飛び出したランナーを刺して併殺に。渥美自身も「あの打球が抜けていれば米国に勢いがついたはず。今日の試合のポイントだった」と振り返った。

 好プレーの裏には渥美なりの読みがあった。「チデスターは調子がいいので、後藤の投球も引っ張ることができるはず」と予測し、あらかじめ守備位置を三塁寄りにしていたことが奏功した。

 打撃はあまり期待されていない9番打者だが、0―0の四回2死一、三塁で、二塁内野安打を放って先取点を奪った。一塁へはヘッドスライディング。「一回からみんな攻撃で粘っていた。みんながつないでくれたおかげで打てました」と渥美。三回の第1打席でも四球を選ぶなど、この日は相手投手の球筋が見えていた。

 「素直に勝てたことがうれしい。やっと終わったという感じです」。初めての五輪という舞台にも「思ったよりも緊張しなかった。日本の守備力を見せられた」と、充実感が漂った。