米IT大手、記録的な業績 グーグルは過去最高益

サンフランシスコ=尾形聡彦
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 米巨大IT企業の4~6月期決算発表が27日に本格化し、記録的な業績が相次いでいる。グーグルの親会社「アルファベット」は売上高と純利益が、四半期としての最高を更新。アップルの純利益は前年同期の2倍近くに上った。コロナ下で社会のデジタル化が大きく進み、もともと強い競争力を持つ巨大ITの業績を、さらに押し上げている。

 「私たちは、ネット上での消費や企業活動の高まりを目の当たりにしている」

 グーグルのスンダー・ピチャイ最高経営責任者(CEO)は27日の会見で、構造的な変化を指摘した。

 人々の消費や企業活動のネット上へのシフトで、グーグルの広告収入は前年同期比69%増に。アルファベットの4~6月期の売上高は同62%増の618億8千万ドル(約6兆8千億円)で、純利益は前年同期の2・7倍の185億2500万ドルに上った。歳末商戦の10~12月期以外の四半期で過去最高を達成するのは、異例だ。

 米アップルも、iPhone(アイフォーン)の買い替え需要が好調で、4~6月期の売上高は同36%増の814億3400万ドル(約8兆9400億円)で、4~6月期の過去最高を更新。純利益は前年同期の1・9倍の217億4400万ドルに上った。

 米マイクロソフトは、企業向けのクラウド事業が大きく伸び、4~6月期の売上高は同21%増の461億5200万ドル(約5兆700億円)で、純利益は同47%増の164億5800万ドルに上昇。いずれも四半期の過去最高を更新した。(サンフランシスコ=尾形聡彦