「心の不調」演技回避した米国のエース 金を逃しても笑顔の仲間たち

有料会員記事体操

山口史朗
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 体操女子の団体で五輪3連覇を逃しても、米国のシモーン・バイルス(24)と仲間たちは笑っていた。

 「金メダルどうこうじゃないんです」と。

 バイルスは前回のリオデジャネイロ大会で4冠を達成。今大会も金メダル量産が有力視されていた。その表情が曇ったのは、1種目めの跳馬の後だった。

 2回半のひねり技が1回半になる失敗があった。「チームの足を引っ張った。私はベストではなかった」。不安げな顔でコーチの元へ歩み寄ると、段違い平行棒、平均台、ゆかと続く残りの演技を回避した。

 何が起こったのか。

 試合後の会見で彼女は「けがではない」と言った。続けて、メンタル面の不調を明かした。

 「ストレスがかかっていた…

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    中小路徹
    (朝日新聞編集委員=スポーツと社会)
    2021年7月28日16時53分 投稿
    【視点】

    バイルスの決断は、日本スポーツではあまり選択されない種類のものではないでしょうか。  跳馬で失敗し、自らのメンタルの不調を確信したのでしょう。記事のコメントからは、無観客という慣れない環境への不適応、1年の延期によるモチベーションの低下が