浦和学院、3年ぶり甲子園へ 退任決めた監督「感無量」

編集委員・安藤嘉浩
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(28日、高校野球埼玉大会決勝 浦和学院10-4昌平)

 真っ黒なユニホームでマウンドに上がった。七回、浦和学院の4番手として登板した吉田匠吾(しょうご)。「心と頭は落ち着いていた。何としても抑えようと思った」

 二回に右翼席に3点本塁打を放ってチームを勢いづけた背番号「6」が、今度は気迫の投球で昌平の勢いを断つ。甲子園出場を決めると、両手をあげて跳び上がり、主将で捕手の吉田瑞樹と抱き合った。

 豊富な投手陣と力のある打線で、初戦から7試合を勝ち切った。「自分を育ててくれた県営大宮のベンチで、最後に勝てて感無量です」。今夏で退任を決めている森士(おさむ)監督(57)は言った。チームを率いて30年。「甲子園浦和学院ここにあり、という試合をして、選手と一日でも長く一緒にいたい」(編集委員・安藤嘉浩