愛媛「ミラクル新田」が甲子園へ 8度目の正直に監督涙

辻健治
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(28日、高校野球愛媛大会決勝 新田12-2聖カタリナ)

 新田が「8度目の正直」で夏の甲子園切符をつかんだ。

 過去7度進んだ決勝はすべて敗れた。だが、3年ぶりに挑んだ大一番で春夏連続出場がかかる聖カタリナを序盤から圧倒した。一回2死一、二塁から安打と敵失で1点を先制。なおも2死満塁とし、走者一掃の適時二塁打が飛び出した。相手投手がカウントを稼ぎにきた甘い球をとらえ、計10安打12得点と大勝した。

 初出場した1990年の選抜大会で準優勝し、「ミラクル新田」と称された。OBでもある岡田茂雄監督(45)は涙を流し、「歴史を変える、夏の壁を破ると選手が頑張ってくれた。甲子園でもすがすがしいプレーをさせたい」。初めての夏、旋風の再現をめざす。(辻健治)

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