CMから考える軽自動車とジェンダー 記者サロンを開催

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 「軽自動車から見えるもの」と題したオンラインイベント「記者サロン」を7月17日に開催した。日本独自の規格である軽自動車の業界を率いてきたスズキの鈴木修さんが経営の第一線を退いて1カ月。歩みをたどりつつ、業界の課題を議論した。

 冒頭では、退任あいさつで「数多くの失敗をして、大きく成長してきた」と語った鈴木さんの映像を紹介した。環境規制対応の苦労やインド市場での成長を振り返りながら、スズキを担当する神山純一記者が「軽自動車で培った技術で、世界でも戦ってきた」と説明。軽自動車が国内市場の4割を占める現状を「スズキのアルトがここまでの市場拡大のきっかけを作った」と解説した。

 続いて、CMを通じて軽自動車とジェンダーの関係を考えた。CM総合研究所の協力で、最近20年の変遷を報告。ダイハツの「タント」では、CMの中心が「母と子」から「家族」に変わり、最近は「機能の説明」に重点が置かれている、などと分析した。

 「(家族像を通じて)軽自動車の利用方法を紹介してきたが、(家族が多様化して)時代の変化で制約にもなり始めた」(CM総研のコンサルティング営業局プロジェクトマネージャー、長岡利記さん)といった見方も紹介した。

 ビジネスにおける多様性のあり方に関心を寄せる藤えりか記者は、機能の高さを説明する際に「ママでも運転できる」といったフレーズを使うCMがあることを指摘し、「女性は運転が苦手、という思い込みがあるのでは」と問題提起した。無意識の偏見が売り上げを損ないかねない点についても意見を交わした。

記事の最後で、動画をご覧いただけます。

 締めくくりでは、軽自動車で…

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