明徳義塾、21回目の甲子園 高知とのライバル対決制す

山口裕起
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(28日、高校野球高知大会決勝 明徳義塾5-3高知)

 昨秋から2勝2敗1分けで迎えたライバル・高知との最後の対決。明徳義塾の左腕・代木(しろき)大和は「絶対に負けてたまるか、という思いだった」。高まる感情とは裏腹に、冷静に腕を振った。

 決して速くない130キロ台の直球をひざ元へ。得意のカットボールをさらに低く集めた。七回まで1安打投球。終盤に球威が落ちたが、最後まで制球は崩れなかった。

 準決勝の高知商戦で四回途中8失点でKOされ、休養にあてる予定だった前日は投げ込んだ。ひじが下がっていたフォームを修正し、「ふつうは1日練習したくらいではようならん。たいしたもん」と馬淵史郎監督。3失点完投で優勝を決めると、愛媛出身の左腕はうれし涙を流し、「(学校がある)高知の山奥まで来てよかった」と笑った。(山口裕起)