東京五輪ソフトボール、山本優選手を祝福 米国破る

ソフトボール

岡田昇
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 東京五輪ソフトボール決勝で米国を2―0で破り、13年越しの連覇を果たした日本代表。グラウンドでの歓喜の輪に、札幌市出身の山本優選手(32)の姿があった。テレビで観戦した関係者らが祝福した。

 「いい笑顔。あの笑顔は変わっていない」

 27日夜、金メダルが決まり、山本選手が中学時代に所属した女子軟式野球チーム「札幌シェールズ」の監督兼選手、竹中揚子さん(47)はほおを緩めた。

 強肩、強打で小学生のころから評判だった山本選手が体験練習に来た。派手なジャンパーにだぼだぼのジャージー姿。しかもガムをかんでいた。「捨ててきなさい」。竹中さんは一喝した。練習でも先輩から厳しく指導され、これだけ怒られたら入ってこないだろうと思っていたら、翌日、「ぜひ入りたい」。「ふてくされず、素直だった。やんちゃだけど、ひとつひとつのプレーを大事にしていた」と竹中さん。

 五輪では4番打者を任された山本選手。決勝では五回、中前打で出塁し、2点目のホームを踏んだ。三塁の守備でも六回、1死一、二塁のピンチで強烈なライナーを左手に当てて小飛球にし、遊撃手、二塁手へとつながる併殺を演出した。

 竹中さんやシェールズの選手ら約20人は札幌市内の事務所で勝負を見守った。中軸を打つ岡村紗依さん(14)は「山本選手のように自分もここぞという所で打てる選手になりたい」。

 山本選手の友人で、とわの森三愛高校ソフトボール部監督の永木絵美理教諭(33)は、高校時代のライバルをたたえた。「やっぱりすごいな。北海道の誇り。私も負けてられません」(岡田昇)