五輪開会式で余った弁当約4千食廃棄 国会でも問題視

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 衆院内閣委員会の閉会中審査が28日開かれ、丹羽秀樹内閣府副大臣は、東京五輪の開会式当日にボランティアら向けの弁当約4千食が余り、多くが廃棄されたことを明らかにした。

 丹羽氏は、4千食の余りが出た理由について、「発注量の多さと、発注に対する当日のシフトの実需との差がかみ合わずに食品ロスが大きくなった」と釈明。「夏の時期ということもあり、衛生上、原則廃棄せざるをえなかったと聞いている」と話した。

 委員会では、立憲民主党柚木道義氏が「都内でも生活困窮者が、NPOが行っている食料配布会に列をなしている。事前に自治体、NPOと連携をとって、生活困窮者のために廃棄されるもの(弁当)を使っていただけるように切にお願いしたい」と求めた。

 内閣官房が朝日新聞の取材に説明したところによると、4千食は23日開会式当日の国立競技場で生じた余りのみをカウントしており、開会式以外でも弁当が廃棄された可能性がある。弁当が余った理由については、「当日、忙しくて弁当を食べる余裕がなかったボランティアがいたためと聞いている」などとし、「無観客になってボランティアの数が減ったことによるロスとは聞いていない」とした。

 弁当の廃棄を巡っては、24日に放送されたTBSの報道番組「報道特集」で指摘されたことを受け、内閣官房が組織委に確認していた。