UFO実は私も遭遇 米政府が証言集め、実は自衛隊でも

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 米政府が先月、「未確認飛行物体」の報告書を公開し、「UFO報告書」と話題になった。昨年は映像も公表するなど、この現象を真剣にとらえようという姿勢がうかがえる。米国の動きが活発化しているようにも見えるが、一方の日本はいま、どうUFOと向き合っているのか。

空自トップ「生命体、否定できない」

 円盤形の物体に、興奮するパイロットの声。空飛ぶ物体の映像は何だったのか――。報告書の内容は、2004~21年にかけて、米軍パイロットが目撃した情報や映像など144件を検証するものだ。調査したところ、1件は気球とされたが、残りは何かわからなかった。

 米国は07年からUFOに関するパイロットの証言を集める事業を行ってきた。今回の報告書によると、19年に海軍が正式な通報制度を設けたことで、通報数が増えたという。米メディアの取材に、あるパイロットは「毎日のように飛行物体を目撃していたが、誰にも言えなかった。ようやく人に話せるようになった」と心境を明かした。

 一方、日本の自衛隊。防衛省は「目撃実績はない」とするが、「実は見た」と打ち明ける関係者もいる。

 数年前、ある哨戒機パイロットが日本周辺を哨戒飛行中、赤外線探知機が、規則性のない動きをする「何か」を捉えた。

 「これは何だ?」

 レーダー担当クルーが声を上…

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