むか~し昔にタイムスリップできまっせ 大阪の博物館

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文・森嶋俊晴、写真・田辺拓也
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 むかしむかし、ある囲炉裏で1人の女性が……。まるで、昔話の世界に入り込んだかのような民家。ここはどこ? いつの時代?

 大阪府豊中市の住宅地の中に広がる府営公園、服部緑地。一角に、かやぶきの古民家や茶室、農村歌舞伎舞台など江戸時代の12棟が点在する野外博物館「日本民家集落博物館」がある。

 12棟のうち11棟は1956年から64年にかけ、北は岩手、南は鹿児島から移築・復元された。甲子園球場とほぼ同じ3万6千平方メートルの敷地を歩くと、タイムスリップした気分になる。

 宮崎県から移築した日向椎葉の民家(国重要文化財)では、浴衣姿の職員が囲炉裏に火を入れていた。火を入れるのは、かやぶき屋根を長持ちさせるため。煙でいぶすことで乾燥させ、虫よけにもなるという。

 コロナ禍前、海外の旅行サイトで「本物の伝統的民家を巡って日本一周気分が味わえる」と評価され、外国人客が年間2千人を超えていた。しかし、2020年度は約10分の1に。全入館者も約2万人と19年度の約3分の2に減少。寄付収入も落ち込んだ。

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