酷暑五輪 テニス試合中にシャワー 秋開催ができぬ理由

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稲垣康介 岡戸佑樹
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 東京オリンピックのテニスは暑さを考慮して、試合開始時間を29日から午後3時に遅らせた。当初のスケジュールは、この日までは午前11時、30日から8月1日までは正午開始で、選手からは「めまいがした」「これほど過酷な大会はない」など悲痛な訴えが出ていた。

 男子シングルスで8強入りしたダニル・メドベージェフ(ROC)は28日、午前11時すぎからの酷暑の戦いで身の危険を感じたという。「第1セットから呼吸が苦しかった。だから理学療法士を呼んだ。横隔膜が機能していないように感じた。今日が一番湿度があった気がする。第2セットはめまいがした。コートに倒れるかと思った」

 第1セット後、シャワーを浴びたという。

 「冷水のシャワーを浴びた。コートとの気温差が大きいから、けいれんして試合を続行できない可能性もあったけれど、気持ちよくプレーできた。幸運だった」

 男子の世界ランキング1位、ノバク・ジョコビッチセルビア)はメドベージェフらと意見を集約し、開始時間を日差しが強くない時間帯にずらすよう、大会組織委員会に4日前から要請していたという。「プロテニス選手として20年ぐらいやっているけれど、気温と湿度でこれほど過酷な大会はない。マイアミや(全米オープンが開かれる)ニューヨークなど、猛暑の日はあるけれど、ずっとは続かない。ここは毎日だ」と訴えた。

 さらに「テレビで見る視聴者にとっても、選手が良いコンディションでプレーした方が質の高いテニスを見られる。照明設備はあるのだから、やるべきだし、やっと実現するよ」

 屋外の炎天下での試合を強い…

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