「YS11」客室、「モハ510形」車内でテレワーク

初見翔
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 懐かしい電車や飛行機の中でテレワークはいかが――。東急電鉄は乗り物を展示する博物館を利用したシェアオフィス「DENBUS(デンバス)ワークスペース」を8月1日に開業する。コロナ禍で休館となった施設を有効活用し、新たな収益につなげる狙いだ。

 シェアオフィスに改装したのは「電車とバスの博物館」(川崎市)のB棟。子ども向けの施設で「密」となることが避けられず、昨年2月から休館していた。一方、職場へ出勤せずに働くテレワークが普及してきたことを踏まえ、シェアオフィスとして活用することを決めたという。

 約200万円かけて机や電源、ネットなど働きやすい環境を整えた。昭和初期につくられ1989年まで東急各線で活躍した車両「モハ510形」や、グループ企業が運航していた戦後初の国産旅客機「YS11」の内部も使うことができる。全29席で1時間200円から。担当者は「まだ郊外にはシェアオフィスが少なく、需要が見込める」と話す。

 東急は定期券利用者が減っていることを受け、武蔵小杉、長津田両駅の定期券売り場も改装し、7月12日にシェアオフィスとして開業した。いずれも約1年間の暫定的な提供で、コロナ収束後は元に戻すことも検討するという。(初見翔)