常圧CO2からプラ合成、世界初 大阪市大などが成功

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矢田文
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 大阪市立大学東北大学などの研究チームが、圧力をかけない常圧の二酸化炭素(CO2)からプラスチックの合成に世界で初めて成功したと発表した。地球温暖化につながるCO2を、必要な化学品に変換していくことで削減できるかもしれない。

 チームが合成したのは、プラスチックの一種ウレタンの原料ポリカーボネートジオール(PCD)だ。PCDを使ったウレタンは耐久性、耐水性に優れ、スーツケース、スポンジなどに利用される。

 PCDは現在の製造工程では、一酸化炭素とホスゲンという気体を材料にして合成される。ホスゲンは毒ガスに使われるほど有毒で、無毒な材料を使った新たな技術の開発が求められていた。

 市立大の田村正純准教授が材料として注目したのが、世界で削減が求められているCO2だ。チームはこれまでの研究で、酸化セリウムを触媒に使うことで、CO2とジオール(アルコールの一種)からPCDを合成することに成功していた。

 ただ、副産物として水が発生するため、脱水剤が必要で、脱水剤はゴミになるといった課題もあった。CO2を高圧にする必要もあった。

 そこで、脱水剤を使わずに水を除くために、200度を超える高温下で反応させ、水だけを蒸発させた。脱水剤を使わないため、従来の方法より得られるPCDの純度も高い。CO2も常圧のまま利用することができたという。

 田村准教授は「高圧二酸化炭…

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