感染者急増と五輪の関係、IOC否定 選手村は「パラレルワールド」

新型コロナウイルス

遠田寛生
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 新型コロナウイルスの新規感染者が日本国内で急増していることについて、国際オリンピック委員会(IOC)のマーク・アダムズ広報担当者は29日、東京オリンピック(五輪)との直接的な関係を否定した。「私がここまで知る限り、ここまで一つのケースにおいてもアスリートやオリンピック関係者から東京の人々に感染が広がったという情報は得ていない。加えて言えるのは、我々のステークホルダーの中で重症になった人は一人もいない」と語った。

 IOCはこれまで行った検査は累計で約31万件、陽性率は0・02%と発表している。アダムズ氏は自身やIOCスタッフも毎日検査を受けていると強調。「おそらく世界のどこを探しても、我々は最も検査を受けているコミュニティーといえる。選手村はそれに加えて最も厳しいロックダウンの制限が敷かれている。(選手村にいる)彼らは異なる目的や意欲を抱きながらパラレルワールドに住んでいて、もし問題が起これば我々が対応する」と話した。

 IOCのリチャード・バジェット医事部長も、「新規感染者が増えているのはどの国にとっても厳しい局面だ。ただ、地域の医療に影響を与えることなく、五輪は実施できていると自信を持って言える」と話した。

 大会組織委員会はこの日、資格認定証を持つ国内外の24人が新型コロナウイルスの検査で陽性と判明したと発表。組織委が1日から感染者数の発表を始めてから最も多く、累計は193人となった。24人のうち選手は3人だった。193人のうち3人が入院し、うち2人が今も入院中だという。(遠田寛生)

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