北太平洋のクロマグロ、大型魚の漁獲枠15%増へ

長崎潤一郎
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 北太平洋クロマグロの資源管理を話し合う国際会議で29日、漁獲増をめざす日本の提案が一部受け入れられた。2022年の大型魚(30キロ以上)の漁獲枠を、21年比で一律15%増やすことで合意した。正式決定すれば、日本の大型魚の漁獲枠は732トン増の年5614トンになる。

 中西部太平洋まぐろ類委員会(WCPFC)と全米熱帯まぐろ類委員会(IATTC)の合同作業部会が、27~29日にオンラインで開かれた。日本や韓国、米国など6カ国・地域が参加した。

 日本は資源が回復傾向にあるとして、大型魚と小型魚(30キロ未満)ともに漁獲枠を20%拡大するよう提案していた。日本の拡大提案は4年連続で、これまでは米国などの反対で合意が得られなかった。乱獲で激減したクロマグロをめぐっては、15年に国ごとの漁獲枠が設定された。

 正式決定にはWCPFCの北小委員会や年次会合であらためて合意を得る必要があり、水産庁は「予断を許さない」としている。(長崎潤一郎)