夏空の田舎館、田んぼアートくっきり 銀幕の5人描く

林義則
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 広々とした水田をキャンバスに、色とりどりの稲を植えて絵を描く青森県田舎館村の「田んぼアート」が見ごろを迎えている。今年のテーマは6月に上映が始まった映画「いとみち」。晴れ渡った夏空が広がった29日、「道の駅いなかだて」の水田には、銀幕さながらにほほえみかける出演者の表情が浮かび上がった。

 地元中高生や農家、村職員が力を合わせて7色10品種の稲を植え付け、2年ぶりとなる田んぼアートを完成させた。約1万平方メートルの水田には、津軽地方を舞台に津軽三味線が得意な少女の成長を描いた映画の主人公を演じた駒井蓮さんや、父親役の豊川悦司さん、りんご娘のジョナゴールドさんら5人の姿がくっきり。

 新型コロナウイルスの影響で展望所からの観覧は中止になったが、展望所から撮影したライブ映像が公式サイトで公開されている。村企画観光課の鈴木文人主事は「これまでで最も多い5人を描いたが、かなりいい出来。8月上旬までは10品種の稲が色鮮やかに浮かぶ姿を同時に楽しめる。秋にかけては黄金色に変化する様子にも注目して欲しい」と話した。この日は、村の許可を得て展望所から撮影した。(林義則)