英空母が南シナ海入り 軍事演習重ね日本へ、中国は警戒

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ロンドン=金成隆一、北京=冨名腰隆
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 英国のウォレス国防相は28日、英空母クイーン・エリザベスの打撃群が南シナ海に入ると明らかにした。国防省によると、29日時点ですでに同海に入っており、東南アジアなどの各国と軍事演習を重ねつつ、日本へ向かって航行している。中国軍南シナ海や台湾海峡付近での訓練を繰り返しており、緊張が高まっている。

 ウォレス氏は演説で「本日、旅の新たな段階である南シナ海に入る」と表明。クイーン・エリザベスが英国最強の水上艦であると強調した上で、航行の目的を「安全保障のみならず、我々の価値や利益、貿易、繁栄を促進することだ」とした。19日に関連の軍事演習を発表した際も、「民主的な価値を守り、共通の脅威に対処する」と述べ、海洋進出を強める中国への牽制(けんせい)をにじませてきた。

 英海軍の駆逐艦は6月、ウクライナ南部のクリミア半島沖を航行した。ロシアとの緊張が近年にないレベルに高まったが、ジョンソン英首相は「航行の自由」や民主主義、人権などの価値観を守る重要性を強調。中ロを「専制主義国家」と批判したバイデン米政権に足並みをそろえるように対抗する動きを強めている。

 空母打撃群のアジア派遣のも…

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