「干渉されぬこと必要」 米がコロナ起源調査に支持表明

ワシントン=園田耕司
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 ブリンケン米国務長官は28日、訪問先のクウェートで世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長と会談し、WHOが計画している新型コロナウイルスの起源に関する2次調査を支持する考えを伝えた。中国は2次調査に反発している。

 米国務省の発表によると、ブリンケン氏は2次調査に関し、「証拠に基づき、透明性が確保され、専門家が主導し、干渉されないことが必要だ」と指摘した。また、「国際社会が一緒に取り組むことが重要だ」とも強調した。

 WHOは3月、中国湖北省武漢市で行った現地調査の報告書を発表し、「(武漢の)研究所から流出した可能性は極めて低い」とする報告書をまとめた。

 しかし、日米など14カ国は「調査が大幅に遅れ、完全な元データや検体へのアクセスが欠如した」として懸念を表明した。米国ではバイデン大統領が5月、中国の研究所から流出した可能性に言及し、情報機関に追加調査を指示した。

 中国はWHOによる2次調査について、「常識を尊重せず、科学に背いている。我々は受け入れることはできない」(中国国家衛生健康委員会の曽益新副主任)と強く反発している。(ワシントン=園田耕司