日台米の議員が戦略対話 中国への対抗策などを協議

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 日本、台湾、米国の3カ国・地域の国会議員によるオンライン会議が29日、行われた。台頭する中国にどう連携し対抗していくかを主なテーマに協議。出席した安倍晋三前首相は「日本、台湾、米国の連携が深まっていることを世界に示していくことが、この地域を平和で安定した繁栄した地域にしていくのではないか」と強調した。

 日本側は超党派の日華議員懇談会(自民党古屋圭司会長)のメンバーが参加し、台湾からは游錫堃(ユーシークン)立法委員長ら、米国側は前駐日大使のハガティ上院議員らが出席した。

 游氏はまず日米両国から新型コロナウイルスのワクチンが供与されたことに対して謝辞を述べた。そして日本の防衛省が今月発表した「防衛白書」について言及し、「台湾の安定が日本の安全保障に関係あるのだという内容だった。国際社会にとっても同様だ」と強調した。

 またハガティ氏は「中国はヘゲモニー(覇権)的な、専制的な野心を広げようとしている」と指摘した上で、「我々は何のために戦っているのか。過去70年間、アメリカ、日本、台湾は民主主義、自由を守ってきた。自由に発言できる、自由に宗教を信仰する、自由に繁栄する、そういった自由を必ず守らなければならない」と訴えた。

 安倍前首相は「(民主派の弾圧が行われている)香港の現状に大きな懸念を持っている。香港で起きたことが、台湾で起こってはならないと固く考えている」と強調した上で、「先般行われたバイデン米大統領と菅総理の日米首脳会談や、G7(主要7カ国首脳会議)で台湾海峡の平和と安定が明記されたことは極めて大きい」と評価した。