経済再開するマンハッタン 「もぐり酒場」も大盛況

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 最近、日本にいる知人から「いまってニューヨークはどんな感じなの?」と聞かれることが増えた。ワクチン接種も進み、「コロナ前に戻った」と答えたくなるが、実際はどうだろうか。街を歩いた。

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200ドルの採用ボーナスがあるスターバックス店頭の求人募集の貼り紙。「新規従業員で追加の候補者を紹介した人には、さらなるボーナス」の表記も=2021年7月22日、米ニューヨーク、真海喬生撮影

 経済活動自体は急速に戻っている。週末を中心に飲食店は予約がないと入れないケースが増え、繁華街では人気店に行列ができ、地下鉄は混雑する時間帯は目的地に着くまで座れない。つい数カ月前は、ここまでではなかった。マスクを着けていない人がちらほらいる、という状況から、マスクをつけている人がちらほらいる、ぐらいになった。

 例えば先日、マンハッタンにある「スピークイージー(speakeasy、もぐり酒場)」と呼ばれるバーに行った。禁酒法時代にひそかに営業していた飲み屋が名前の由来だ。現在では、一見わかりにくい場所にあったり、レトロな内装が施されたりした店を差す言葉として使われている。私が行った店はファストフード店の中を通って2階に上がる店だったが、ファストフード店の入り口近くまで行列ができていた。全然「ひそかに営業」という感じではない。いざ店に入ると、身動きがとれないほどの人であふれ、誰もマスクをしていない。カウンターで飲み物を注文するのも一苦労。ここは完全に「コロナ前」の光景だった。

 ここまで経済活動が戻った理…

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