栃木県、独自のステージ3に 7市の飲食店に時短要請

新型コロナウイルス

池田拓哉
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 新型コロナウイルス感染の急拡大を受け、栃木県は29日、5段階の警戒度を2番目に重い「ステージ3」に引き上げると決めた。期間は30日~8月22日。宇都宮や小山など7市の飲食店に対して8月2日から営業時間短縮(時短)を要請し、応じた事業者には協力金を支給する。

 県内の感染状況や医療態勢はこの3週間で急激に悪化した。新規感染者は27日から連日100人を超え、県と宇都宮市の29日発表の新規感染者も142人に上った。1月8日の150人に次ぐ多さとなった。

 県は29日、急きょ対策本部会議を開いた。警戒度の引き上げや飲食店への時短要請を決めた。県民に対しては、不要不急の都道府県間の往来や、外出の自粛を求める。

 県は「ステージ3」について、国の「まん延防止等重点措置」に相当すると説明。福田富一知事は記者会見で「全国知事会で県またぎの移動をしないよう申し合わせたい」と述べた。

 7市の飲食店への時短要請は、県内に出された緊急事態宣言と直後の期間(1月中旬~2月下旬)以来。夜は午後8時までとした。県が感染対策を確認した「とちまる安心認証店」(約770店)の利用を促す。

 ただし、国の重点措置と異なり、時短要請に応じない事業者に対して過料を科したり、酒類の提供自粛を終日求めたりすることはないという。

 福田知事は「若い人の入院リスクが高まっている。『若いから大丈夫』と過信しないでほしい」と訴えた。感染者の9割以上を64歳以下が占めるようになったためだ。

 最近は、感染力が強い変異株(デルタ株)などの「L452R」の陽性率が6割を超える日も出てきた。県は働き世代や若者への啓発活動を強め、テレワークやオンラインビジネスの推奨をSNSなどで呼びかけていく方針。

 福田知事は、開催中の東京五輪が感染拡大にもたらした影響を問われ、「県民がうきうきして会食が増える可能性はある。浮かれた気分が拡大につながった可能性はある」と述べた。(池田拓哉)

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