コメ先物 上場廃止の公算 堂島取「試験上場申請せず」

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筒井竜平、高木真也
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 国内で唯一、コメの先物取引を扱う大阪堂島商品取引所の中塚一宏社長は29日、農林水産省に申請中の、恒久的に取引できる「本上場」が認められない場合、試験上場の延長を申請せず、取引継続を断念する考えを示した。農水省は近く最終判断するが、現時点で「認可基準を満たしていない」としており、約300年の歴史を持つコメ先物取引上場廃止になる公算が大きくなっている。

 大阪市で記者会見した中塚氏は「試験上場延長はあり得ない」と述べた。上場廃止となれば、すでに成立している取引が完了する来年6月以降はコメ先物を扱えなくなる。

 コメ先物取引は江戸中期の1730年に幕府の公認を受けて大阪・堂島で始まり、「世界的な先物取引の先駆け」として知られる。同取引所は2011年以降、2年間の期限付きの試験上場を繰り返してきたが、8月7日に期限を迎えるため本上場の認可を今月16日に申請した。

 認可基準は、十分な取引量が…

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