川に流されかけた男児「助けて」 吊り作業の道具で救助

ライター・寺師祥一
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 鹿児島県霧島市消防局は27日、川でおぼれかけた児童を助けたとして、会社員古俵貞治さん(37)と、農業満田丈自さん(36)=いずれも霧島市=に感謝状を贈った。

 市消防局などによると7月10日夕、小6男児が同市の水戸川に落としたスリッパを拾おうとした際、大雨で増水中の川に流されかけた。車で通りかかった満田さんらが児童が腰まで水につかっているのに気づき、満田さんが自宅から吊(つ)り作業用の道具を持ってきて、2人で男児を引き上げた。

 古俵さんは「1時間前に現場を車で通りかかった時は水着を着た子どもたちがいた。戻ってきた時、男児は洋服を着たまま川に入っていたので『大丈夫?』と声をかけた。『助けて』と言われ、大変だと思った」と話す。

 感謝状を手渡した堀ノ内剛局長は「児童への声掛けに始まる迅速な判断と、的確な救助活動がなければ、生死にかかわっていた」とたたえた。(ライター・寺師祥一)