6月の有効求人倍率1.13倍 求職者数は前月より減少

山本恭介
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 厚生労働省が30日発表した6月の有効求人倍率季節調整値)は1・13倍で、前月に比べて0・04ポイント上昇した。ただし、求職者数が減った影響が大きく、同省は「ワクチン接種をするまで求職を控える動きが出ている。その影響で求職者が減っており、回復傾向とは言えない」とみている。

 求人倍率は求職者1人あたりで求人が何件あるかを示す。求職者は約199万6千人で季節調整値で前月より3・6%減、求人は約211万9千人で前月と横ばいだった。産業別の新規求人(原数値)は、宿泊・飲食サービスが前年同月比10・6%減と3カ月ぶりに減少。製造業は同39・3%増で、再び産業間の格差が目につく結果になった。

 総務省が同日発表した6月の完全失業率季節調整値)は2・9%で前月よりも0・1ポイント改善した。完全失業者数は202万人で、前月より2万人減った。男女別では男性が3・1%で0・1ポイント下がり、女性は2・7%で横ばいだった。(山本恭介)