ドンチッチ大人気 2試合連続トレンド入り、大使館に連日問い合わせ

バスケットボール

松本麻美
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 東京オリンピック(五輪)バスケットボール男子で、初出場のスロベニア(世界ランキング16位)のエースが、「時の人」となっている。

 衝撃的なデビューだった。1次リーグC組初戦の26日、ルカ・ドンチッチ(マーベリックス)は序盤から積極的に加点。1試合の得点で五輪歴代2位タイとなる48得点をたたきだし、アルゼンチン(同4位)を118―100で破る原動力になった。

 国際連盟(FIBA)によると、歴代1位は55得点。ブラジル代表のオスカー・シュミットが1988年ソウル大会のスペイン戦で記録した。2位タイは豪州代表のエド・パルビンスカスが76年モントリオール大会のメキシコ戦で記録したものだ。

 初戦、狙えば55得点以上も奪える試合状況だった。ベンチからも「記録を取りに行こう」と声があがっていた。それでも、ドンチッチは「記録に興味はない。チームとして勝つためにここに来たから」。

 ドンチッチは22歳。八村塁の1歳年下とまだ若い。とはいえ、プロのキャリアは16歳だった2015年にスペインの強豪レアル・マドリードでスタート。18年に米プロNBAドラフトで1巡目3位指名を受け、19年にNBA新人王を獲得するなど経験豊富だ。

 日本代表(同42位)を116―81で下した29日も、チーム最多の25得点を記録。日本のフリオ・ラマス監督は「得点パターンが多彩で、周りを生かすこともできる。ドンチッチは世界でもNBAでもトップ級の選手だ」と脱帽した。

 ツイッターでは2試合とも「ドンチッチ」がトレンド入り。在日スロベニア大使館には、ドンチッチの代表ユニホームを求める日本ファンから、連日問い合わせが来ているという。広報担当者は「人口200万人の小さな国に興味を持ってもらえてうれしい限り。ただ、ユニホームの販売権はバスケット協会にあり、現在売り切れ中。生産を増やすよう伝えておきますね」と話した。松本麻美