国安法で初の実刑9年 「光復香港」の旗は国家分裂罪

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香港=奥寺淳
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 香港高等法院は30日、昨年7月に「香港を取り戻せ」と書かれた旗を掲げてバイクで警官にぶつかり、香港国家安全維持法国安法)違反の罪に問われた元飲食店店員の唐英傑被告(24)に対し、懲役9年の実刑判決を言い渡した。昨年6月末に施行された国安法に基づく判決が出たのは初めて。

 裁判官は判決で、香港は中国の不可分の地方行政区だとし、「国の統一を傷つけた者は適切に罰せられるべきで、刑には社会の抑止効果も持たせなければならない」と強調。厳しい量刑の理由を説明した。

 反体制的な動きを取り締まるため中国共産党主導でできた国安法により、廃刊に追い込まれた香港紙「リンゴ日報」創業者の黎智英(ジミー・ライ)氏や、民主派の元立法会(議会)議員ら多数が逮捕・起訴されている。政治組織とは関わりがないとみられる唐被告に重い量刑が出たことで、中国側が取り締まりの「本丸」とみる黎氏や民主派らには今後、さらに厳しい判断が示される可能性がある。

 唐被告は香港の中国返還記念…

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