女子柔道でサウジとイスラエルの選手対戦 連盟「政治的影響を超越」

柔道

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 東京オリンピック(五輪)は30日、日本武道館で柔道女子78キロ超級があり、タハニ・カハタニ(サウジアラビア)が1回戦でラズ・ヘルシュコ(イスラエル)に敗れた。

 カハタニは国際オリンピック委員会理事会でワイルドカードでの出場を認められた。2012年ロンドン五輪以来、サウジアラビアの女子柔道選手としては2人目の五輪出場となったが、1分44秒、背負い落としで一本負けした。

 この試合が注目されたのは、26日にあった男子73キロ級で、フェティ・ヌリーン(アルジェリア)がイスラエルの選手との対戦を避けるため、出場直前に棄権していたこともある。イスラエルと中東諸国の緊張関係がスポーツの現場にも影響を与えることがあり、中東諸国の選手はイスラエルの選手との接触を拒否する例は現在も続いている。

 この日、カタハニが畳の上に立つかは母国をはじめ中東諸国で注目を集めていたが、サウジアラビアオリンピック委員会は試合の12時間前、ツイッターに「出場する」と投稿していた。

 国際柔道連盟は試合後のリリースで、「この試合が行われ、スポーツが政治的、外部的な影響を超越できることを示した」とコメントしている。