「出社の方が」減るテレワーク もともとの課題浮き彫り

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4度目の緊急事態宣言が出た朝、足早に通勤する人たち=7月12日午前8時15分、東京都港区、西畑志朗撮影
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顕れたもろさ コロナ危機と経済:4

 12日に4度目の緊急事態宣言が出た東京。感染拡大を防ぐため、政府はテレワーク在宅勤務)を勧め、出勤者の7割削減を掲げる。しかし、都心では宣言後も通勤ラッシュが見られ、昨年4~5月の最初の宣言で急速に広がったテレワークはむしろ、徐々に後退しているようだ。

 「テレワークは週に1回に減った。対面の方が仕事しやすいからね」。鉄道関連の整備会社で事務職として働く60代の男性社員は、そう話す。昨春の最初の宣言では週3日のテレワークが必須だったが、今回は週1日のみ。「出社した方が同僚とのコミュニケーションもとりやすいし、しゃきっとする」と話す。

 都内の物流大手で管理職として働く40代の男性社員も、以前の宣言下では週に数日はテレワークにあてていたが、いまは出社か、取引先との対面の商談かの毎日だ。以前の宣言下では取引先との商談も対面を避けてリモートで、ということがしばしばだったが、「対面の打ち合わせを提案して断られることは、ほぼなくなった」という。

 「揺り戻し」の動きを裏付け…

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