首都圏の医療、近づく限界 「坂道を転がるように悪化」

有料会員記事新型コロナウイルス

熊井洋美 三嶋伸一、足立優心、川野由起
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 新型コロナウイルスの感染者の急増を受け、緊急事態宣言が出されることになった埼玉、千葉、神奈川3県。医療現場の状況も、徐々に悪化しつつある。

 「警戒モードをとっくに過ぎ、『キャパ』を超えつつある」。東京都と隣り合う千葉県浦安市。東京ベイ・浦安市川医療センターの織田錬太郎・感染症内科部長は危機感を募らせる。

 コロナの入院患者は先週から急激に増え始め、重症者向けの病床はすでに満床だ。30日には一般の重症病床を減らし、コロナ患者向けに増やす準備を始めた。中等症・軽症者向けの21床も7割ほど埋まる。多くが酸素投与を必要とする中等症患者だ。平均56歳だが20~30代も少なくない。

 27日午後9時過ぎ、20代患者の入院要請が保健所職員から来た。患者にはすぐに酸素投与が始まった。

 「『第3波』では人工呼吸器の装着を望まない高齢の患者も一定数はいた。でも今回は、年齢を考えると全員に全力の集中治療管理が求められる」と織田さん。中等症でも入院が10日で済む人は、酸素投与が必要ない患者に限られるという。

医療崩壊、寸前だ」

 外来や救急搬送者、新規の入院患者の中からも新型コロナ患者が見つかるようになってきた。

 病院では、内臓疾患で入院し…

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