春闘賃上げ率、大手8年ぶり2%割れ 経団連が最終集計

専門記者・木村裕明
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 今年の春闘をめぐり、経団連は30日、大手企業の月例賃金の引き上げ額(ベースアップと定期昇給の合計)の最終集計結果を発表した。加重平均で6124円と8年ぶりに7千円を下回り、賃上げ率も1.84%と8年ぶりに2%を下回った。昨年は7096円、2.12%だった。

 16業種130社、組合員約83万4千人分の回答をまとめた。貨物運送を除き、15業種が昨年を下回った。賃上げ率は、建設や自動車など5業種が2%台だった一方、鉄鋼や私鉄など3業種は1%台前半に。新型コロナ下での企業収益の二極化を反映した結果となった。経団連は「業種ごとのばらつきに加え、同じ業種内の企業間のばらつきも例年より大きい」(労働政策本部)としている。(専門記者・木村裕明)