封鎖下のガザから五輪参加 空爆で命落とした選手も

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エルサレム=清宮涼
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 東京五輪には、5月にイスラエル軍との武力衝突が起きたパレスチナ自治区ガザ地区からも代表選手が参加している。イスラエル占領下にあるパレスチナの選手たちは、どうやって東京の舞台にたどり着いたのだろうか。パレスチナのオリンピック委員会に聞いた。

 7月31日には、ガザ地区在住のモハメド・ハマダ選手(19)が重量挙げ男子96キロ級に出場する。パレスチナから重量挙げで五輪に出場するのは初めてとなる。

 ガザ地区は周囲を壁やフェンスに囲われ、移動の自由が制限されている。イスラエルの経済封鎖下にあり、失業率も5割近い。ハマダ選手はガザ地区の大会で成績を残し、複数の国際大会に参加。五輪の切符をつかんだ。

 パレスチナ・オリンピック委員会のナダル・ジェユシ事務局次長はハマダ選手について、「自宅での練習に励み、昨年からの成長が著しい」と話す。五輪の直前にはカタールの協力を得て、ドーハで練習した。ドーハではロイター通信の取材に、「10位以内に入りたい」と語っている。

 ガザ地区では5月、イスラエル軍と武装勢力の間で軍事衝突が起き、11日間にわたる空爆が続いた。ハマダ選手はガザを離れており無事だったが、オリンピック委員会によると、命を落としたスポーツ選手もいるという。複数の練習施設も破壊された。

 東京五輪にはほかにもパレス…

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