名鉄グループで車検不正 工場長ら「効率を上げるため」

今泉奏
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 名古屋鉄道グループの名鉄自動車整備(名古屋市緑区)は30日、今年5月末までの2年間で553件の車検不正があったと発表した。必要な点検をせず、道路運送車両法に違反していた。舟橋雅也社長が記者会見で「管理体制と内部統制の不備があった」と述べ、陳謝した。

 不正は社内調査で発覚。同社津島工場(愛知県津島市)で、2019年6月からの2年間で実施された車検1221件のうち、大型車のホイールボルトとナットの未点検が549件あった。ヘッドライトやブレーキの整備基準を満たしていないものも計4件あった。車検不正のうち約50台は名鉄バスの路線バスだった。

 当時の工場長や主検査員ら車検を担当していた3人は不正を認識しており、「効率を上げるためにやった」などと話しているという。今後は同工場を除く全26工場で違反がないか社内調査を進める。(今泉奏)