柔道ニッポンの大躍進の理由 技重視のルール改正、そして無観客も?

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竹園隆浩、波戸健一
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 東京オリンピック(五輪)の柔道競技は30日、個人戦が終わり、女子78キロ超級で素根輝が金メダル。競技初日から7日連続の金メダルで、男女合わせて史上最多の9個の獲得となった。選手本人の努力、日本柔道界の強化が実った形だが、大躍進を後押しした要因も、いくつか見えた。

 大きかったのは、2016年リオデジャネイロ五輪後のルール改正だ。それまでは反則ポイントが一つでも差があれば勝ちだった。だが、「技によるポイントか、指導3回による反則負けのみ」で決着することに変わった。軽微な反則一つで勝負が決まることがなくなった。

 「柔道の魅力は、一本勝ちに象徴される技。反則で勝ちを狙う選手、試合が増えて魅力が減退している」との声に応えたものだ。国際柔道連盟(IJF)のマリウス・ビゼール会長が、IJF理事でもある講道館上村春樹館長らの意見を採用した。相手を技で制する技術が求められ、幼少期から投げ技、寝技をしっかり指導されている日本勢が有利になった。

 このルール変更は、審判にも…

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