大阪 AI活用し、農産物を効率的に配送 大阪府が実験

西江拓矢
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 大阪府が、AI(人工知能)を使った農産物の効率的なオンデマンド配送の実証実験を始めた。農家が配送を依頼した翌日には、指定した配送先に届ける仕組みで、少ない量でも利用でき、これまでの流通より低価格で届けることができるという。

 住友商事が開発・運用する農業関連物流マッチングサービス「CLOW(クロウ)」を活用する。運んでほしい農産物の情報と物流業者のトラックの情報を集約し、AIを使って最適なルートを作成してマッチングする。

 実証実験の集荷エリアは、堺市、岸和田市泉佐野市など13市町。配送先は、集荷エリア13市町に加え、大阪市松原市など6市でも対応する。

 農家は、配送前日の午後6時までに集荷配送を依頼すると、午後8時ごろにマッチング結果が通知される。翌日には、物流業者が集荷して、飲食店、スーパーなどに届ける。

 実証実験は、20日から始めており8月7日まで。府は7月31日午後6時まで、参加農家を募集中で、初回配送から3日間の無料体験もある。

 府の担当者は「農家にとっては、自身で得意先などに届ける手間が省け、その分を農作業や営業などにあてられる」と話す。飲食店などに府内の新鮮な農産物を届けられるシステムを構築することで、地産地消の促進も目指す。

 申し込みはホームページ(https://lp.crowzero.page/別ウインドウで開きます)。府農政室推進課地産地消推進グループ(06・6210・9595)。(西江拓矢)