暗号資産の投資詐欺容疑、5人目の逮捕者

高絢実
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 暗号資産(仮想通貨)の投資で高配当が得られるとうたっていた「OZ(オズ)プロジェクト」をめぐる投資詐欺事件で、愛知県警は30日、勧誘役だった自称自営業の川村祥人(あきひと)容疑者(41)を詐欺容疑で逮捕した。また、プロジェクトを発案した石田祥司容疑者(59)ら4人を同容疑で再逮捕した。県警は認否を明らかにしていない。

 発表によると、5人は2017年8月、名古屋市東区の男性(59)と三重県四日市市の男性(66)に「4カ月後に2・5倍の価値にする」などとうそを言って、現金計282万円をだまし取った疑いがある。

 OZは勧誘役が各地でセミナーなどを行い、出資者を募集。17年3月~8月に全国の約1万5千人から約63億円を集めたとみられる。同年12月~18年4月には、希望した出資者約1200人に対し、約5億5千万円が返金されたことが確認されているという。県警は資金の流れなどを調べている。

 ほかに再逮捕されたのは、システム運用責任者の橋谷田拓也容疑者(46)、勧誘役を管理していた山下幸弘容疑者(61)、勧誘役の戸島正道容疑者(52)。

 県警によると、石田、橋谷田、山下容疑者は「過去の事業の負債を補塡(ほてん)するためだった」と説明。戸島容疑者は「川村容疑者に誘われ、OZの運用ならもうかると思った」などと話しているという。

 一部の出資者らが起こした民事訴訟の資料によると、戸島容疑者は17年4月に川村容疑者からの紹介でOZの会員登録をしたという。(高絢実)