アフガン撤退、バイデン大統領が声明 「最善の方法」

アフガニスタン情勢

ワシントン=合田禄
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 アフガニスタンに駐留する米軍が完全撤退したことについて、バイデン大統領は30日、「過去17日間にわたり、米軍が12万人以上の米国民やアフガニスタン人協力者らを退避させるという、史上最大の空輸を実施した。我々の20年間にわたるアフガニスタン駐留は終わった」などとする声明を発表した。31日に国民向けに演説するという。

 声明では米軍の撤退を延長しなかった理由に触れ、「軍の任務を終わらせることが、米軍兵士の命を守り、民間人が退避できるようにする最善の方法だ、というのが司令官らの見解だった」とした。

犠牲の米兵13人の名前記す

 米軍は撤退したものの、アフガン国内にはまだ出国できていない米国人やアフガニスタン人協力者がいる。声明は、国連安全保障理事会タリバンに市民らの安全な出国を求める決議を採択したことに触れ、「空港を再開することで、人々が引き続き出国できるし、アフガニスタンの人々に人道的支援を届けることができるようになる」と訴えた。

 退避作戦中の26日には、カブールの空港周辺であった爆破テロで米兵13人やアフガニスタン人170人が死亡した。バイデン氏は声明で13人の犠牲に感謝の意を示すとし、全員の名前を記した。(ワシントン=合田禄)