休校で学習不安の子、正答率低く 全国学力調査の結果

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桑原紀彦
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 文部科学省は31日、小6と中3を対象に2年ぶりに実施した全国学力調査の結果を公表した。各教科の平均正答率には、コロナ禍による昨年の一斉休校の長さの影響は見られなかったとした。ただ、同時に行ったアンケートでは休校中、勉強に不安を感じたという児童生徒が半数を超えた。不安を感じた子は学力調査の正答率が低い傾向にあり、休校中の学習環境が関係している可能性がうかがえる。

 昨年度の調査はコロナ禍で中止に。一斉休校による学習の遅れも考慮し、今年度は例年より約1カ月遅い5月27日に行い、約2万9千校の約194万人が参加した。

 アンケートでは、一斉休校による学習への影響を尋ねた。「勉強について不安を感じたか」という問いに「当てはまる」「どちらかといえば当てはまる」と答えた小6は55・0%、中3は62・5%に上った。「計画的に学習を続けられたか」との質問に小6の64・7%が肯定的に回答したが、中3は37・7%にとどまった。

 また、アンケートと学力調査の結果を照らし合わせると、小6、中3とも休校中、「勉強に不安を感じた」「計画的に学習を続けられなかった」と答えた層は、そうでない層に比べて学力調査の正答率が低かった。文科省の担当者は「家庭の経済状況や教育への関心度が、子どもの学習への関与に影響している可能性もある。別の調査で把握に努めたい」と話す。

特に正答率が低かったのは…

 休校中、学校の課題で分から…

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