CANインベーダー使ったか レクサス盗容疑で2人逮捕

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 トヨタ・レクサスなどの高級車を繰り返し盗んだなどとして、兵庫、千葉、埼玉3県警の合同捜査本部は、堺市の会社員、郷敦行容疑者(38)ら2人を窃盗容疑などで逮捕、送検し、捜査を終えた。捜査関係者への取材でわかった。

 捜査関係者によると、郷容疑者らは今年2月までに、「CAN(キャン)インベーダー」と呼ばれる特殊な機器を使って解錠する手口で、関西や関東などの各地でレクサスなどを繰り返し盗むなどした疑いがある。郷容疑者はこれまでに2事件(被害総額約750万円)で起訴されている。

 カーセキュリティー会社「プロテクタ」(愛知県岡崎市)によると、自動車にはエンジンやライトを制御する「CAN通信」というネットワークが張り巡らされている。CANインベーダーでこのネットワークに入り込まれると、ドアが解錠されてしまうという。

 同社の上條洋さん(52)は「防犯上、イモビライザー(電子式盗難防止装置)や警報器を後付けすることが大切だ」と話す。

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